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梅雨の晴れ間、夏らしい季節になりました。それにともなってか
昨晩はとうとう寝室に蚊が侵入!夜中に顔を刺されてパンパン痒痒~ で目が覚めました。なかなか朝までグッスリ寝られません(-_-;) 美卯オーナーです。 美卯にご来店のお客様から 「おたくの家具は一枚板ですか?」とご質問を頂くことがあります。 松本民芸家具は複数の板を接いだ矧ぎ板も使っています。 ただ一枚板と矧ぎ板の製品に品質・性能には違いはありません。 (むしろ耐久性は矧いだ方が高い場合も・・・) 小さな部材なら問題がないのですがダイニングテーブルの天板のような大きな 面を必要とする場合に一枚板かどうかを気にされるお客様がいらっしゃるようです。 一枚板と矧ぎ板、何が大きく違うかと言えば・・・それはまず材料となる木材の値段です。 ダイニングテーブルの幅(奥行)は大方80㎝以上必要であり、それだけの幅のある製品を 造るためには材料の木は直径が120㎝は必要となります。 国産材で考えるならばそれはもう入手がかなり難しいとお考えになった方が良いでしょう。 無垢の一枚板のテーブルを特に探されている方は天板表面の途切れない 美しい木目を愉しみたい方や、ステータスとしてお求めになっているようです。 しかし大きな木材が入手困難な上、木材は何年も乾燥させて狂いやゆがみなど その木の“癖”を出し切らなければなりません。 その時間と過程を経た上で家具のどのパーツとして使えるか見極めることになります。 したがって大きな材料から大きな製品が出来るとは限りません。 ですから天板として使用できる一枚板は更に希少であり、材料自体が破格の値段になります。 また、複雑な構造や曲線などデザイン性を活かした家具の加工は一枚板では不向き。 ですから世間で見掛ける一枚板のテーブルなどは原木から挽かれたままの自然の形を 活かした仕上がりのものが多いと思います。 一枚板の家具は自然体で美しく素晴らしいとは思いますが、価格、デザイン、耐久性を 考慮して、そうでない製品へも選択の幅を広げられるのはいかがでしょうか・・・。 それでも、どうしても一枚板の家具が欲しい方は特注ということで対応出来る範囲でのみ ですがご相談をお受けします。 (写真:エッジのカーブラインが美しいダイニングテーブル)
by miu138
| 2016-06-26 17:50
| ● 松本民芸家具のこと
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